アメリカ留学機構 正規留学 日本語サポートデスク

TOEFL Writing公認採点官・米国Berlitzベルリッツ講師で日米の教育事情に精通する教育コンサルタントが、NY MIM ビジネスインターン留学・TOEFLやGMAT免除のMBA留学・語学留学、奨学金留学、医療留学を中心に、アメリカ留学に関する無料留学カウンセリングを行っています。休学留学・休職留学応援!アメリカ正規留学のことならお気軽にお問い合わせ下さい。

2016年11月

就活イベント マイナビ国際派海外就職EXPO 2016:バイリンガル留学生

留学生やバイリンガルの就職を行うマイナビは、12月15(木)16(金)に
東京・新宿NSビルで、就職活動イベント「マイナビ国際派就職 EXPO 2016ウインター」を開催します。


時間は、各会場11時から午後5時半まで。求人企業各社が参加し、会社説明会や面接を行します。
対象は、日本国外の大学や大学院を卒業(見込み)、もしくは日本の大学卒業(見込み)
以上のバイリンガルか、日本国外の滞在経験が1年以上ある人、留学や国外経験を
希望している人など。入場無料です。

マイナビ国際派就職 EXPO 2016ウインターとは、海外留学生とバイリンガルのための合同企業説明会&選考会です。

その他にも、下記の特長があります。
国内最多の出展企業数
海外留学中の学生が参加しやすい、夏/冬開催
説明会あり
選考会あり
インターンシップ情報の公開
海外経験者・留学生を積極採用する企業に出会えるだけでなく、 同時に選考会も実施されているのでEXPO会場で内定を獲得する学生もいます。

■ 参加対象者
以下のいずれかに該当される方
日本国外の大学、大学院、MBAを卒業(予定)の方
日本国外の大学、大学院に『交換留学』で1年以上在籍(予定)の方
海外での滞在経験が1年以上ある方
大卒(予定)以上で2言語以上、各ビジネスレベル以上の語学力をお持ちの方
海外経験や留学を希望している方
※職歴の有無は問いません。

2015年は約6400名の学生が参加したマイナビ国際派就職EXPOサマーシリーズ!
当日は企業の説明だけでなく、選考を受けることもできるため、
海外在住の方にとっては、日本で本格的な活動ができる非常に貴重な機会です。

海外での職務経験をお持ちの方、バイリンガルの方は、
就職・転職、海外在住・日本在住に関わらず歓迎いたします。
将来の就職にそなえたいというこれから留学を控えている方も、ぜひご参加ください。

http://global.mynavi.jp/


MIM在学中のビジネス講義 + 世界企業NYインターンシップ制度

MIM ニューヨーク世界企業のビジネスインターンシップ就職先求人情報

Merrill Lynch(メリルリンチ)・AXA Financial・Credit Suisse(クレジット スイス)・Paul Smith(ポールスミス)など、有名企業が名を連ねます。提携先である数百社ものニューヨークの各企業・各業界を、MIMでは、入学前から各学生に無料で就職斡旋の指導をします。そのため、入学直後より就職指導教官の指示に従い、就職活動を開始し、ビジネスインターンシップを、入学後1か月以内で学生全員が行うことができます。金融関連、貿易関連、ファッション関連、ビジネスコンサルタント会社、各企業IT部門など(MIMへ入学をされたら、他の企業紹介も可能です。)

詳細はこちら
MIM 海外インターンシップ企業求人情報

AmericaStudyAbroadNetwork_R702Av As of 3-7-2013

マイナビ国際派海外就職EXPO 2016:バイリンガル留学生

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時間は、各会場11時から午後5時半まで。求人企業各社が参加し、会社説明会や面接を行します。
対象は、日本国外の大学や大学院を卒業(見込み)、もしくは日本の大学卒業(見込み)
以上のバイリンガルか、日本国外の滞在経験が1年以上ある人、留学や国外経験を
希望している人など。入場無料です。

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その他にも、下記の特長があります。
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海外留学中の学生が参加しやすい、夏/冬開催
説明会あり
選考会あり
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■ 参加対象者
以下のいずれかに該当される方
日本国外の大学、大学院、MBAを卒業(予定)の方
日本国外の大学、大学院に『交換留学』で1年以上在籍(予定)の方
海外での滞在経験が1年以上ある方
大卒(予定)以上で2言語以上、各ビジネスレベル以上の語学力をお持ちの方
海外経験や留学を希望している方
※職歴の有無は問いません。

2015年は約6400名の学生が参加したマイナビ国際派就職EXPOサマーシリーズ!
当日は企業の説明だけでなく、選考を受けることもできるため、
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将来の就職にそなえたいというこれから留学を控えている方も、ぜひご参加ください。

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詳細はこちら
MIM 海外インターンシップ企業求人情報

AmericaStudyAbroadNetwork_R702Av As of 3-7-2013

2017年度募集中!ELS:アメリカ語学留学・短期間で英語力が上がると評判が高い語学学校

ELS: アメリカで語学留学なら ELS:短期間で英語力が上がると評判が高い語学学校

school_els
アメリカ留学機構厳選アメリカ・NY優良語学学校
① 他校と比べ12レベルもあり、NYで短期間に英語の学力が上がると
評判が高い語学学校 ELS:イー エル エス


立地
全米各地で展開(NYのミッドタウン大学構内・NY郊外の大学構内)
国籍
比較的バラバラです。ただし、レベルによっては偏りがあります。
クラス人数
•  全世界の語学学校でクラスレベルが12段階と1番多いため、自分の実力に合うクラスで学ぶことができる。短期間でしっかり英語の実力をつけられると定評があります 
•  アカデミックな授業展開のため、NYで他校からの転入率が一番高い語学学校です。
•  提携を結んでいる大学が全米で200以上ある為、最高レベル10-12まで終了すると、提携大学や大学院へTOELF免除での推薦入学が可能。進学を考えている方にはお勧めの語学学校です。 

•  全米の提携大学キャンパスに施設があるため、キャンパスライフを楽しめます。 
•  NY郊外のReverdaleは、NYの高級住宅街に立地しているため、治安もよく安心です。
•  カウンセラーにより進学などの相談にも乗ってくれるので、サポート体制が整っています。
•  毎週テストがあるので、着実にクラスレベルを上げることができるので、しっかりと勉強出来実力がつきます。
利点
• 毎月プログラムの開始日が決まっているので注意してください。4週間で1セッション単位。
• ELSで上級レベルに達していれば、TOEFL提出が免除で全米にある提携大学への条件付推薦入学が許可されます。
• 国籍に偏りが無いので、多くの国の学生ご交流が持てます。
• 提携大学のキャンパス内に各センターがあるので、キャンパスライフを満喫できます。
入学日
毎月1-2回 4週間で1セッション (各施設によって開始日が異なる。)
一般英語留学の学費お見積もり
《学費》
・入学金:$175 (NY $100)  教材費:1セッション$95

★4週間 (1 session)
・★4週間 (1 session)2016/2017
・アカデミック英語:$1790/$1840(週30 時間)
・英語集中:$1680/$1680(週30時間)
・一般英語:$1410/$1410(週20時間)
★8週間 (2 session)2016・2017
・アカデミック英語:$3580/$3680(週30 時間)
・英語集中:$3360/$3360(週30時間)
・一般英語:$2820/$2820(週20時間)

★12週間 (3 session)2016/2017
・アカデミック英語:$5370/$5244(週30 時間)
・英語集中:$5040/$4788(週30時間)
・一般英語:$4230/$4017(週20時間)

★16週間 (4 session)2016/2017
・アカデミック英語:$6800/$6992(週30 時間)
・英語集中:$6384/$6384(週30時間)
・一般英語:$5356/$5356(週20時間)

★20週間 (5 session)2016/2017
・アカデミック英語:$8500/$8280(週30 時間)
・英語集中:$7980/$7560(週30時間)
・一般英語:$6695/$6345(週20時間)

★24週間 (6 session)2016/2017
・アカデミック英語:$10200/$9936(週30 時間)
・英語集中:$9576/$9072(週30時間)
・一般英語: $8034/$7614(週20時間)



◇ ビジネス英語クラス

・ビジネス英語クラスは、レベル106以上・週20時間で受講可能
・学費:月 $1680
・入学時のアセスメントテストの結果次第では、レベル6以上でビジネス英語受講が可能。
・受講者からのレポートよると、ビジネス英語クラスは平均2-3人のセミプライベート学習。

・入学金:$175 (NY $100)  教材費:1セッション$95

____________________________________

◇ 1週間から受講できるビジネス英語プログラム

■ エグゼクティブのための英語プログラム

・毎週月曜随時開始が可能。
・マンツーマンおよびグループ指導が可能。
・学費:2週間 $2935(申請費$300含む)
:4週間 $5725(申請費$300含む)

◇ スーパーインテンシブ英語プログラム

・毎週月曜随時開始が可能。
・ビジネスエグゼクティブの方々のためのカスタマイズされた英語指導
・学費:
週15時間:1週間 $1435(申請費$200含む)・2週間 $2605(申請費$300含む)

週20時間:1週間 $1610(申請費$200含む)・2週間 $3180(申請費$300含む)

週25時間:1週間 $2010(申請費$200含む)・2週間 $3380(申請費$300含む)


・入学金:$175 (NY $100)  教材費:1セッション$95

※ 弊社は全米各語学学校の本部アドミッションDirectorと米国時間で直接やり取りを
  するため、申請手続きも約1週間で完了し、入学申請もスムーズです。

※ 日本から渡米の場合、弊社では、手数料無料で学校のお申込手続き等代行
  させていただいております。

※ 皆様の米国留学を精一杯サポートさせていただきます。その他、ご質問、
  ご不明点等ございましたら、お気軽にお問合せください。
 お問い合わせはこちら


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英語教育と愛国心

『教育新聞』の記事で、大阪大学アジア太平洋研究センター客員教授の吉田 康彦氏が、
「英語教育と愛国心」で、「幼児英語教育の弊害」について述べておられました。
この記事の中で、私自身が氏と共感できる箇所を以下のテーマに分類して
本日はみなさんにご紹介します。

1. 「外国語取得の秘訣」
2. 「留学後に有利な母国語の専門知識」
「愛国心」について述べて


1. 外国語取得の秘訣は最低大学受験レベルの単語量!  
外国語というのは、目的があり、動機づけがあって、集中的に、真剣に学習すれば身につく。
幼稚園児のときから英語ごっこをするより、高校時代に1年間留学した方がはるかに効率的だ。大学生になってからでも遅くない。これは私自身の経験でもある。苦労はするが、その代わり確実に身につく。大学受験の際、単語を丸暗記して語彙を増やしておくのがのちに大いに役に立つ。


2. 日本語での専門知識があれば、留学後に有利。  
日本語が母語である以上、母語によるコミュニケーション能力習得が外国語学習に優先すべきことは当然。たとえばASEAN(東南アジア諸国連合)が英語教育に熱心なのは、学術研究と応用の成果を自国語で消化できず教材が揃っていないという事情がある。日本ではすべて日本語で習得し、表現することができる。日本の大学の授業はすべて日本語で行われており、これが教育の国際化を阻んでいるが、専門知識の基礎があれば留学してから英語の授業もフォローしやすい。

 かといって私は国粋主義者ではない。「国際人とは、日本の歴史と伝統に精通し、国民としての自覚をもつ日本人」などという時代錯誤の定義を振り回す気はない。国連職員10年の経験から私は「国際人とは良い日本人」などと思ったことは一度もない。そんな思いをさせられたこともない。

 要は、心根のやさしい、暖かい人間であるかどうかだ幼児期に教え込まねばならないことは、第1に、命の尊さと弱者への思いやりだ。これこそ平和教育・人権教育の原点だ。第2に、自然の恵みを大事にして、自然と共生すること、これは環境教育の原点だ。人間と自然に対する思いやりに欠ける子どもが英語ばかりペラペラまくし立てられても、百害あって一利なしであろう。

 何より必要なことは、人種・民族・国籍を超えて、豊かな感受性をもつ人間であるということだ。愛国心も強制すべきものとは思わない。愛国心は、海外留学、海外生活をひとたび経験すれば、否応なしに自然発生的に心に芽生え、態度物腰ににじみ出てくるものだ。

日銀倒産であなたの円貯金がすべて「紙クズ」になる?

日銀倒産であなたの円貯金がすべて「紙クズ」になる?

『The 21 online』 2016年9月号より、経済アナリスト 藤巻健史(ふじまき・たけし)氏の「貯金がすべて「紙クズ」になる日に備えるには?」を紹介します。

■ 楽観論は捨て、今すぐ資産防衛のための対応を

「自分の資産を日本円だけで持っている人は、近い将来、大損するどころか、日々の生活すらままならなくなる」――そんなショッキングな指摘をするのは、参議院議員であり、経済評論家の藤巻健史氏だ。一体どういうことなのか。また、私たちはそのようなリスクにどう備えておけば良いのだろうか。発言の真意と、生活苦に陥らないための対処策をうかがった。

■ 今後10年の間に日銀が倒産する!?

今後10年、世界経済や日本経済に誰も予想していなかったことが起きる可能性は非常に高いと、藤巻氏は予言する。

「過去10年間は、世界経済や日本経済に誰も想像していなかったことが起こり続けた10年間でした。ギリシャ危機や英国のEU離脱で、EUやユーロが崩壊する兆しが見えたのは、その代表的な例。日本が史上初のマイナス金利政策を取ったことも、10年前は誰も予想していなかったでしょう。

私はEUが誕生したときから『いつかEUやユーロは崩壊する』と言い続けてきたし、日本の財政を立て直すためには『一刻も早くマイナス金利政策をすべきだ』と言い続けてきましたが、変人扱いされていましたからね(笑)。しかし、変人扱いされた私が予測したことが現実になり続けている。今後も、常識では考えられないようなことが、いくつも起きるでしょう」

この先10年間で、具体的に何が起こるのか。藤巻氏はズバリ「日本銀行の倒産」を予言する。

「『日銀は民間の銀行ではない。倒産するはずがないじゃないか』と普通の人は思うでしょうが、私は本気でそう思っています。なぜなら、日銀は引いてはいけない引き金を引いてしまったからです」

その引き金とは、アベノミクスで実施された「異次元の量的緩和」だ。

「国が発行する国債を日銀が買い取ることで、市中のお金をジャブジャブと増やす……。この政策によって、株価は上がり、景気は上向いたように見えますが、それはあくまで短期的な視点で見た話に過ぎません。長期的に考えれば、異次元の量的緩和は、三途の川を渡るような行為です」

■ ハイパーインフレはすぐそこに来ている

なぜ藤巻氏は、異次元の量的緩和をそれほどまでに危険だと考えるのか。それは、量的緩和政策には「出口がない」からだ。

「日銀の黒田総裁は、消費者物価指数が2%になったら量的緩和をやめると言っていますが、実際には2%になってもやめられないでしょう。量的緩和をやめる、つまり日銀が国債を買い上げるのをやめたら、国債は大暴落するからです。昨年度、日本国債は約152兆円が発行されましたが、そのうちの約110兆円は日銀が買い上げています。これだけの買い手がいなくなると、代わりの買い手などいませんから、国債は暴落を免れません。すると、国はそんな高い金利では入札できないのでお金が足りなくなり、財政は破綻してしまいます」

財政破綻を防ぐには、消費者物価指数が2%になろうが、10%になろうが、量的緩和政策を続けるしかないという。

「しかし、お金を秩序なく刷りまくっていたら、円の価値が下がり、インフレが止まらなくなります。そして円に対する信用は失われ、さらに円の信用が失われるような事件が起きれば、年率数万%も物価が上がるハイパーインフレへと転落していってしまうでしょう。すると、事態を収拾するために『第二日銀』が誕生し、新しい第二日銀券を発行して、紙くずと化した従来の日銀券と交換することが始まります。元の日銀は実質的に倒産に追い込まれるわけです」

にわかに信じがたい話だが、このような事態は実際にドイツで起きたことがあるそうだ。

「中央銀行であるドイツ帝国銀行が、第二次大戦前に、ヒトラーに指示されて、異次元の量的緩和をしたことがあります。その時、むちゃくちゃにお金をばらまいた末、倒産してしまったのです。日本だって、起こらない保証はありません」

以上の話は、決して遠い将来の話ではないと藤巻氏。

「下手すれば、2020年の東京五輪前に量的緩和政策が崩壊し、ハイパーインフレに突入する可能性もあります。もはや待ったなしの状況なのです」

■ 日本円の一部をドルに替え、お金を逃がしておけ!

ハイパーインフレが起きれば、日本円は紙くずと化す。

「英国のEU離脱後、円高ドル安に動いたことから、『日本円は避難通貨』などと言われていますが、冗談じゃありません。ハイパーインフレのリスクがある『危険通貨』と言うほうが正しいでしょう。Xデーが来たとき、日本円しか持っていなければ、パン一つすら買えなくなります」

そんな状態から身を守るためには、今のうちに、資産の一部を外貨に替えておいたほうがいい、と藤巻氏は勧める。

「ハイパーインフレのときに外貨があれば、それを換金して暮らしていけます。超円安になれば、輸出産業が復活しますから、それまでの数年間をしのげれば心配ありません」

外貨の中でも、最もお勧めできるのは、米ドルだ。

「ポンドもいずれ上がるでしょうから悪くはありませんが、なんだかんだいっても、最も経済が強い国はアメリカです。外貨に替えるのはあくまで保険のためですから、強い国の通貨を選ぶに越したことはありません」

ドルを買う手段はいろいろあるが、藤巻氏は、単純なドル預金か、ドル建てMMFが無難だと話す。

「ドル建てMMFのメリットは、短期の米国債などの公社債や格付けの高い社債で運用されているので、とにかく安全性が高いこと。1年未満の短期債券で運用されているので、金利が上がったとしても、値動きに影響がありません。大して増えませんが、手数料が安く、貯金代わりに持っておくと良いでしょう」

一方、株で儲けを狙うのはやめたほうがいいという。

「ダウ平均は史上最高値を更新し続けているので、気になるとは思いますが、その勢いがいつ止まるかわかりません。FRBが利上げを凍結しているのを見ても、今が株価のピークである可能性は十分にあり得ます。日本の財政が破綻すれば、アメリカ株にも少なからず影響が出ますからね。また、長期国債も、金利が上がれば、ドルベースでは損をします。今は守りの時期。下手に攻めると、やけどしますよ」

■ どんな時代になっても負けない自分を作れ!

ハイパーインフレが起きれば、日本国内でお金を稼げなくなる。その時に備えて、海外で稼げるよう、自分に投資をすることも重要だ。

「円ではなく、ドルを稼げるようになれば、円安になるほど、非常に得をする。1ドル=100円のときに年間4万ドルを稼いでも年収400万円ですが、インフレで1ドル=1000円になったら、給料据え置きでも、年収4000万円になります。インフレが起きれば、2年働くだけで、日本で家が買えますよ(笑)。


そのためには、英語ができない人は、英語を勉強すること。状況が許すなら、海外のビジネススクールに留学するのも良いでしょう。私の経験上、授業内容はそこまで得るものはありませんが、外国人コンプレックスが払拭できます。お子さんがいる方は、海外で学ばせることを検討しても良いと思います」

また、経済情勢の変化を読むために、経済や財政の勉強をしておくことも大切だという。

「重要なのは、日経平均株価の1日の値動きのような短期的なことに目を向けるのではなく、長期的に物事を見ることです。すると、マスコミなどのミスリードに惑わされることなく、本当の状況を見極められるようになります」

たとえば、世界各国の名目GDP(国内総生産)の伸びを20年前と現在で比較すると、アメリカが2.3倍、イギリスが2.4倍、中国が11.1倍になっているのに対し、日本はほとんど横ばいで、前年比マイナスの年も。さらに、過去30年間で比較すると、アメリカ、イギリスが4倍以上、中国に至っては75倍にも伸びているが、日本は1.5倍しか伸びていない。

「このデータだけでも、ここ30年間の日本の国力低下がいかに深刻かがわかるでしょう。経済や社会の動きを読み取るには、まず、日本の財政がどれだけ危険かを学ぶことをお勧めします。そうすれば、楽観論など持てなくなり、ますます勉強に身が入るはずです」


藤巻健史(ふじまき・たけし)経済アナリスト、参議院議員

1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年に行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院)。85年、米モルガン銀行入行。東京屈指のディーラーとしての実績を買われ、当時としては東京市場で唯一の外銀日本人支店長に抜擢される。2000年に同行退行後は、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーなどを務めた。1999年より2011年まで一橋大学経済学部、02年より08年まで早稲田大学大学院商学研究科で非常勤講師を務める。2013年に参議院議員に当選(現在は維新の党)。

MIMの日本語サポートデスクだからこそ実現できる アメリカNYビジネスインターンシップ留学・アメリカMBA留学であなたもキャリアアップしてみませんか?

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MIM : Manhattan Institute of Management | マンハッタン インスティテュート オブ マネージメント

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