アメリカで暮らしていく外国人にとって、もっとも身近な法律である移民法。
米国での短期滞在のための非移民ビザから、グリーンカードと呼ばれる永住権まで、
その種類と取得方法を、専門家から伺いました。


⑤ 永住権(グリーンカード)
アメリカで永住を目的とする移民ビザカテゴリーに属するのが
グリーンカード(永住権)です。その取得方法には、次の3つがあります。


① 年に1度行われる抽選
② アメリカ市民や永住権保持者との結婚などによる家族をスポンサーにする方法
③ 就労ビザ(H-1)ビザからの申請

永住権(グリーンカード)を取得する際、移民局での面接では一体どのようなことを質問
されるのでしょうか?

永住権取得時の面接 
アメリカ市民と結婚し、グリーンカードを申請する際、厳正な面接を移民局で受けることと
なります。これはグリーンカード欲しさに偽りの結婚をする人が多いのが大きな理由です。
しかし、正当な結婚をし、結婚生活を送っているのであれば大抵答えられる単純な
質問ばかりなので心配することはありません。

永住権取得の質問例 
・ 結婚相手のフルネーム・生年月日・出生地などの基本情報。
・ 相手といつ出会ったのか。パーティなどで会ったのであればその時の様子。
・ いつ、どこでプロポーズを受けたか(されたのか)。
・ どこで結婚式を挙げたかか。そのセレモニーを行った式場や教会までの交通手段は何だったか。
・ 交換した結婚指輪はどこで購入したか、また二人で一緒に購入したのか。
・ 結婚披露宴などのパーティを」開いたか。いつ、どこで、料理は何か出てきたか、
  主要メンバーは誰が参加したか。(その時の写真を用意する。)
・ 新婚旅行に行ったか。行ったのであれば、いつ、どこに。
・ 二人で生活をしているのは、アパートか1軒屋か。ベッドルームやバスルームの数は。
  壁やカーペットの色など住まいについての詳細。また、どこのスーパーマーケットで
  食料品を買っているのか。
・ ペットを飼っているか。ペットの名前は。
・ お互いの仕事について。週何日。何時間くらい働いているのか。職場までどうやって
  通っているか。
・ 最後に休暇を取ったのはいつなのか。何をして過ごしたか。
・ 最後に旅行に行ったのはいつなのか。どこに、どのようにして行ったのか。
・ 共同の銀行口座を持っているか。セイビング(当座預金)なのか、チェッキング(普通預金)なのか。
  小切手には二人の名前が載っているのか。
・ 一番最近、二人で税金申告を行った時の書類はあるか。

面接官の質問に対し、英語力に自信がありません。 
例えば、奥さんが英語を話せない場合、友人や知り合い、プロの通訳者などに
通訳を頼むことは可能です。しかし、弁護士が通訳をすることは許されていません。

このように、* アメリカで就労ビザやグリーンカード申請で問われるのは、どこの大学を卒業をしたか、ではなく、
学歴の高さや専門スキル、または経験年数によって申請基準が左右されるようです。


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MIM : Manhattan Institute of Management | マンハッタン インスティテュート オブ マネージメント

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