アメリカへ有効なビザを持って渡米する外国人訪問者はI-94に、またビザ免除プログラムにより
ビザなしで渡米する外国人訪問者は、I-94Wという出入国カードに記入しなければなりませんが、
4月26日より、このI-94/I-94W:出入国記録の自動化が開始されましたが、いくつかの注意点を
専門家に伺いました。


一旦出国すると、そのI-94へはアクセスが出来なくなり、再入国した時点で、新しいI-94を
ダウンロードすることが出来ます。パスポートに押されるスタンプと手書きの情報については、
これまで同様、間違った情報が記載される可能性は十分ありますが、CBPのホームページに
載せられるI-94には、間違ったデータが載る可能性は極めて低くなります。

その理由は、I-94のデータは、ビザ(査証)のデータがそのままトランスファーされるからです。
従って、日本の米国大使館・領事館で発行されたビザの情報に間違いがなければ、
I-94の情報にも間違いがないことになります。パスポート上のスタンプと手書きの情報が、
I-94の情報と異なる場合は、これまで通り、最寄のCBPのオフィスに出頭し、
スタンプ上の記載を訂正してもらう必要があります。

今後、ソーシャルセキュリティーオフィスやDMVでも、従来のI-94カードなしで、入国スタンプと
ダウンロードされたI-94で、各手続きが可能になります(入国スタンプだけでも手続きが
出来るようになる様ですが、ダウンロードしたI-94を提出する方が安全です)。
ソーシャルセキュリティーオフィスやDMVでも同じ情報をオンラインで確認可能ですので、
以前のような照合・確認までのタイムラグはなくなり、ソーシャルセキュリティー番号や
免許証の発行に時間がかかるという問題は回避されます。

今後は入国審査とともに、ビザのデータがI-94のデータとなり、瞬時にオンラインで確認でき、
CBP以外の政府機関も同じデータを閲覧出来ますので、今までのようなエラーやタイムラグの
問題がなくなります。4月26日から4週間に分けて、全米の空港で実施されます。
各空港、港の導入予定は、以下のCBPのWebsiteよりご確認下さい。
http://www.cbp.gov/xp/cgov/travel/id_visa/i-94_instructions/i94_rollout.xml

このサイトから、I-94をダウンロードすることが可能になります。
ダウンロードするためには、パスポート番号、入国日などの情報が必要になります。



アメリカでキャリアアップ! MBA留学・ビジネスインターンならMIM: ビジネス講義とインターンが同時進行
MIM : Manhattan Institute of Management | マンハッタン インスティテュート オブ マネージメント

HiRes