アメリカで暮らしていく外国人にとって、もっとも身近な法律である移民法。
米国での短期滞在のための非移民ビザから、グリーンカードと呼ばれる永住権まで、
その種類と取得方法を、専門家から伺いました。


⑤ 永住権(グリーンカード)
アメリカで永住を目的とする移民ビザカテゴリーに属するのが
グリーンカード(永住権)です。その取得方法には、次の3つがあります。


① 年に1度行われる抽選
② アメリカ市民や永住権保持者との結婚などによる家族をスポンサーにする方法
③ 就労ビザ(H-1)ビザからの申請

永住権(グリーンカード)申請には、どのような手続きが必要で、取得までには3つの
ステップがあります。

第1ステップ (Labor Certification Application/PERM)
第1ステップは、労働省からLabor Certification Applicationの認可を受ける手続きになります。
これは、外国人の雇用がアメリカ人の労働機会を奪うものではないということを証明するものです。

求人活動を行い、条件を満たすアメリカ人が存在しないことを証明します。またPrevailing Wage
(規定給与額)を取得します。これは、職種、勤務地、条件(経歴・学歴)から決定される給与額で、
スポンサー企業は永住権取得後、その規定給与額を支払うことが義務付けられています。

審査期間はおよそ5ヶ月ですが、監査の対象となると1年ほどかかる場合があります。

このように、* アメリカで就労ビザやグリーンカード申請で問われるのは、どこの大学を卒業をしたか、ではなく、
学歴の高さや専門スキル、または経験年数によって申請基準が左右されるようです。


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MIM : Manhattan Institute of Management | マンハッタン インスティテュート オブ マネージメント

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