世界で戦うビジネスパーソンに英語は欠かせない。ではグローバルに展開している、もしくは今後目指していく日本企業は自社の社員に対し、どのような英語学習の機会を与えているのだろうか。国内製薬最大手・武田薬品工業は、2013年4月の新卒採用から一部部門でTOEIC730点以上の取得を採用の目安に設定した。武田社員の英語力はどう変化したか?世界で戦うニッポン企業の英語教育を東洋経済ニュースから紹介します。

まず、代表的な企業の事例を紹介しよう。ネット通販の楽天、日本最大の製薬メーカーである武田薬品工業、大手総合商社の一角を成す双日だ。この3社は単純なTOEICによる英語能力の測定のみならず、自社が独自に必要と判断する英語学習制度を設けている。

国内製薬最大手・武田薬品工業は、2013年4月の新卒採用から一部部門でTOEIC730点以上の取得を採用の目安に設定した。一方、ほぼ同時の2013年1月から、「T-Scale(Tスケール)」という制度を導入している。Tスケールでは、受験者が測定者と対面で20~30分の英会話を行い、一般的に日本人が苦手とされる自然な会話力が身についているかを重視する。「ビジネス英語の目標設定に役立ち、それに到達するために何を克服すべきかを知るツールになっている」(人事部の佐久間文恵シニアマネージャー)。

武田はレベルに応じた英語の学習支援制度を用意している。英語の会議や管理業務などでハイレベルな英語力が求められる人は週1回、業務時間内か終業後にテンプル大学日本校の講師による2時間の個別レッスンが受けられる。ちなみに、Tスケールで行う英会話の測定者も、テンプル大学日本校の講師だ。ほかにも、英語力が業務で使うレベルに到達していない人は、無料通話ソフト「スカイプ」などによる自習プログラムが受講できる。


私はETSのTOEFL Writing 公認採点官なのですが、北米留学においては、2003年度以降、北米薬剤師試験・看護師国家試験・TOEFL iBTでは、スピーキング得点をクリアしないと、合格ができなくなっています。つまり、いくら一般的にTOEICで800点を取得したからと言って、TOEIC S&Wテストをクリアできなければ、本当のコミュニケーション能力を身に付けた実用的な英語力がある、とは言えないのです。


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