楽器演奏スキルの習得すると、知能が上がり、記憶力や言語能力まで向上するという夢のようなお話しをご紹介します。

研究により、楽器を演奏することで、認識機能を司る脳内のいくつかの異なる部位が活性化されることがわかっています。チューリッヒ大学の心理学者Lutz Jancke氏によれば、知能指数(IQ)をおよそ7ポイント増加させる効果すらあるそうです。

リズム能力が外国語を習得するスキルを上げる

楽器演奏スキルのもうひとつの効果は、「リズムをとる」能力であり、これにより音声の情報を解析し、判断する能力が向上します。これが、子供時代に音楽を学んだ大人が、より優れた外国語習得の素質を持っている理由です。


能力は双方向に作用する

歴史に語られるモーツァルトは、才能あるピアニストで作曲家です。しかし、彼がビリヤードでもすばらしい技量を持っていたことはご存知ですか? 伝記によれば、モーツァルトは数学の知識を用いて空間的に推量し、テーブル上のボールを打つのに最適な軌跡を計算していたそうです。モーツァルト効果という有名な用語は、楽器演奏を学ぶことが学習者の空間認識能力に与える影響を意味しています。

逆に、物理学者のアルバート・アインシュタインは、優れたバイオリニストでした。

楽器を学ぶのに、アインシュタインやモーツァルトほどの天賦の才は必要ありません。始めるのに遅すぎるということもありません。心配はご無用。よく初心者が教わるようなつまらない練習曲から始める必要もありません。この曲を独学するもよし、先生について指導を受けるのもよしです。

ピアノ(または他の何らかの楽器)を学ぶことで、達成感が得られます。また、感覚が刺激されることで、仕事のためにこれまでおろそかにしてきた他の情熱を注げる対象に挑戦するエネルギーが得られます。

楽器を練習することで得られる、3つのメリット
器用さや肺活量の向上

ピアノやバイオリンを学ぶことで、指が機敏に動くようになり、手と目の連携作用が改善されます。また、管楽器を練習すれば、肺活量や呼吸の制御能力が向上します。

脳の灰白質の保持

ハーバード大学の神経学者Gottfried Schlaug氏による2003年の研究で、音楽家の脳が、そうでない人の脳より多くの灰白質を持っていることがわかりました。灰白質は記憶の保持と運動能力を司りますが、音楽家は、演奏するたびに灰白質を訓練しています。研究ではまた、毎週数時間しか練習しなかった被験者においても、4~5ヵ月後には記憶力に目覚ましい向上がみられたことが明らかになっています。

南フロリダ大学のJennifer Bugos氏による別の研究では、ピアノの個人レッスンを受けた60歳から85歳の高齢者が、6ヵ月後に、記憶の保持、言葉の流暢さ、情報処理、また計画力について明らかな改善を示したとしています。

ストレス解消

作曲をすることで、ストレスが解消され、快感物質であるドーパミンが脳内で分泌されることが照明されています。ドーパミンは、セックス、麻薬、美味しい食べ物などに呼応して脳内に分泌されるのと同じ化学物質です。

これだけのメリットを、すべて同時に得られる行動をほかに見つけることは難しいでしょう。楽器を演奏してみたいとずっと思っていたのであれば、今がそのときです。始めるのにこれ以上の理由が要るでしょうか。脳も感謝してくれますよ。

The Surprising Thing You Should Learn to Raise Your IQ, Improve Memory and Language Fluency|Pick The Brain


確かに、学生時代にピアノの上手なクラスメートは全員成績が上位でしたから、これは頷けます。
私も若い頃に止めたピアノのレッスンを再開してから、波動の良いピアノの音色のおかげで自律神経が整い、ストレス発散になっています。音楽、とりわけ楽器演奏は心が癒され、達成感が得られますので、お薦めです。


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